ラトビア、2023年11月の観光客数が増加

ラトビア、2023年11月の観光客数が増加

ラトビア 中央統計局の新しいデータによると、2023年11月のラトビアの観光客数は引き続き改善した。

観光客数は前年比14.4%増の155,800人に達した。

宿泊者数も6.6%増の259,300人となった。

「観光開発局のジャニス・クラスティンス局長は、「最新の数字は継続的な回復を示しているが、2019年の観光客数はパンデミック前の水準を約15%下回っている。"さらなる成長の余地はまだ大きい"

回復する外国人到着客

11月の外国人観光客は89,500人と全体の半数以上を占め、2022年から20%近く急増した。

しかし、この数字はCOVID-19危機前の2019年11月より25%低い。

隣国リトアニアとエストニアからの観光客が、英国ドイツ、その他の主要市場からの増加とともに、回復を牽引した。

首都リガは先月、外国人観光客の82%と大半を受け入れた。

その他の人気観光地は、ビーチ・リゾートのジュルマラと空港近くのマールペ市であった。

観光客は平均1.7泊した。

国内旅行も微増

2023年11月にラトビア国民が利用した国内旅行は前年同月比7.8%増の66,300件。

宿泊数のわずか1%増は平均旅行日数の短さを示しているが、増加傾向は依然として明るい兆しである。

リガとジュルマラは、地元の旅行先として好まれる場所の上位を占めた。

リエパーヤ、ダウガフピルス、シグルダといった地方都市も同様に、国内需要の高まりから恩恵を受けた。

ETIASが観光をさらに促進

2025年5月に予定されているEuropean Travel Information and Authorization System(ETIAS)の開始により、ラトビアをはじめとする欧州連合(EU)諸国への観光がさらに促進されるだろう。

ETIASは、世界60カ国以上からの短期旅行者の入国を合理化するもので、旅行前に簡単なオンライン申請を済ませることができる。

ビザ免除プログラムは、デジタルノマド、リモートワーカー、学生、その他承認された国からの長期滞在者にも同様に良い兆しを見せている。

入国がより簡単になるにつれ、ラトビアはこのような旅行者をさらに惹きつけることになるだろう。

観光産業回復の兆し

ラトビアの観光産業は、パンデミック後の回復を続けており、海外旅行、国内旅行ともに、通常のレベルに戻りつつある有望な兆しを見せている。

完全な回復はまだ数年先のようだが、現在の傾向が続けば、ラトビアは危機以前の観光客数を回復する準備が整っているようだ。