ETIASが正式に導入された後は、いわゆる「ビザ免除」国のすべての市民に義務づけられます。ETIASが導入されるまで、これら60カ国の市民は、ビザ申請によるチェックや審査を受けることなく、欧州のほとんどを訪れることができます。つまり、例えば、アメリカ国籍をお持ちであれば、ポーランドや他のEUやシェンゲン協定加盟国へ渡航するために現時点ではビザは必要ありませんが、2025年初頭以降はETIASビザ免除を申請する必要があります。
自分の車で国境を超える場合やフェリーで移動する場合も、事前（少なくとも96時間前まで）にETIASの承認を申請し、7ユーロの料金を支払う必要があります。申請を行い、認証を取得した後は、3年間、またはパスポートの有効期限が切れるまで再度申請しなくてよいという点は便利です。
ポーランドはシェンゲン協定に加盟していますか？また、それは何を意味しますか？
ポーランドはシェンゲン協定とEUの両方に加盟しています。2つのグループの国の構成はほぼ同じですが、シェンゲン協定は国境での入国規制にのみ関係しており、EUは貿易や、習慣、環境など、欧州人のさまざまな物事に関係しています。ポーランド人は、他のシェンゲン協定加盟国で旅行したり、生活したり、働いたりすることができます。同様に、ポーランド人はシェンゲン協定加盟国以外のEU諸国やEUのミニ国家（マイクロステート）に滞在することができます。
多くの渡航者は、シェンゲン協定加盟国のいずれかに渡航する前にシェンゲンビザと呼ばれるものを取得する必要があります。シェンゲン協定加盟国の最初の国境検問所でパスポートにスタンプが押されるか、チェックされたあとは、他のシェンゲン協定加盟国に合計90日まで滞在することができます。ETIASはビザ免除国の国民が使用するよう設計されており、これによって米国や、日本、オーストラリアなどのビザ要件が変わることはありません。
人々は旅行でポーランドを訪れますか？
ポーランドが欧州連合に加盟した後、観光客の数は急激に増加しました。観光客は、ワルシャワや、クラクフ、ポズナンなど、ポーランドの旧市街の中心部に魅了されています。ポーランドは前世紀に、第二次世界大戦やアウシュビッツのガス室、そしてソビエト時代という二つの大きな苦悩の時代を経験しましたが、ポーランドはその後回復し、繁栄しました。
ポーランドの見どころは都市だけではありません。田園地帯もたくさんあります。ポーランドの23の国立公園のうちどれかをぜひ訪れてみてください。ビャウォヴィエジャ国立公園は欧州最大の手付かずの森林で、欧州で最後に残った野生のバイソンが歩き回っています。タトラ国立公園はポーランドのタトラ山脈の一部を保護し、ポーランドで最も高い山、リシーを擁しています。他の国立公園や野生地域には、素晴らしいハイキングスポットや、滝、湖、沿岸の砂丘があります。
ポーランドに渡航するためにETIASを申請する必要があるのは誰ですか？
ETIASは、2025年初頭から必須となります。これは、全27 カ国のシェンゲン協定加盟国の、特に国境検問所に技術インフラを導入しなければならないためです。最近加盟した新しいシェンゲン協定加盟国の中には、ベルギーや、フランス、ドイツなどの裕福な加盟国と比べて、国境や入国審査のプロセスやインフラが洗練されていない国もあります。
ETIASの導入によって影響を受けるのは、ビザ免除国出身の、非EUまたはシェンゲンパスポート保有者のみです。つまり、ビザを必要とせず、etias.etias.year_launch年以前はビザなしで欧州に滞在できたが、欧州のパスポートをお持ちでない方は、ポーランドを訪問するためにETIAS認証を申請する必要があります。